4Ⅱ概況2019年 関西地区における折込広告の出稿状況 ○年間:2019年の関西地区の折込広告出稿枚数(一世帯平均)は4,713枚となり、前年から3.6%(174枚)減少した。2011年から9年連続して前年割れが続き、10年前(2009年)と比べると年間折込枚数は1,498枚減少した。 ○月別:2019年4月は前年をクリアして、2016年5月から続いていた減少は止まった。その後、8月と9月はプラスとなったが、他の月は前年をクリア出来なかった。消費税が増税となった10月には、消費の落ち込みを考えて出稿を減らす広告主も見られて10%近い減少となり、11月・12月も連続して前年を下回った。 ○地域ブロック別:全ブロックが揃って減少するのは6年連続。「神戸・阪神」は15年連続して前年を下回った。「奈良」は前年に続いて下げ幅が最も大きくなり、5年連続の枚数トップから転落して「神戸・阪神」が最多枚数となった。「大阪南部」は9年連続、「京滋」は8年連続、「大阪北部」は7年連続で前年を下回った。 ○曜日別:枚数上位は土曜、金曜、火曜日の順。出稿枚数が最も多い土曜日は、前年と比べると1.1ポイント構成比を下げた。反対に火曜日は0.7ポイント、日曜日は0.6ポイント、水曜日は0.4ポイント構成比を高めた。 ○サイズ別:B4は2年連続して構成比を高めて全体の63.8%を占めた。B5も割合を高めたが、B3とB1は構成比を下げてサイズは縮小傾向にある。 ○業種別 <前年比プラスとなった主要業種> ・家電(+5.5%)…好調を持続して 2年連続のプラス ・企画住宅(+5.5%)…前年は26.0%増 伸び率は縮小したが2年連続増加 ・カー用品(+4.8%)…2年連続して好調キープ <前年比マイナスとなった主要業種> ・不動産仲介(-18.9%)…マイナス幅が拡大 8年連続の前年割れ ・特殊飲食料品(-14.3%)…前年は8.5%増 一転して2ケタの減少 ・自動車(二輪含む)(-11.9%)…5年連続して前年を下回った ・塾・予備校(-10.8%)…下げ幅が拡大 4年連続のマイナス ・スーパー(-3.1%)…低迷から抜け出せず 4年連続で前年を下回った ・薬局・化粧品(-2.3%)…好調から一転、4年ぶりのマイナス ・百貨店(-2.1%)…下げ幅は縮小 6年連続して減少
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