4Ⅱ概況2020年 関西地区における折込広告の出稿状況 ○年間:2020年関西地区の折込広告出稿枚数(一世帯平均)は3,594枚となり、前年から23.7%(1,119枚)減少して10年連続で前年を下回った。 新型コロナウイルス感染症(COVID‐19)拡大の影響は年間を通して回復せず、調査開始以来最大の下げ幅となった。 ○月別:1月と2月以外は、前年同月比で10%以上のマイナスとなった。COVID‐19が拡大した3月後半から自粛ムードは広がり、4月・5月には緊急事態宣言が発出されて、50%を超える減少となった。6月以降は一部で回復傾向も見られたが、感染症拡大の影響が出る前の水準には戻らず、年間を通して大幅なマイナスとなった。 ○地域ブロック別:全ブロックが揃って減少するのは7年連続。「神戸・阪神」は16年連続して前年を下回り、枚数トップから転落した。代わって下げ幅最小の「奈良」が再び最多枚数となった。「大阪南部」は10年連続、「京滋」は9年連続、「大阪北部」は8年連続で前年を下回った。 ○曜日別:枚数上位は土曜、金曜、火曜日の順。構成比は土曜日が0.2ポイント、金曜日は0.5ポイント、火曜日は0.3ポイント低下した。反対に月曜日が1.3ポイント、水曜日は0.4ポイント割合を高めた。 ○サイズ別:B4は3年連続して構成比を高めて全体の66.1%を占めた。B5も割合を高めたが、B3以上は構成比を下げてサイズは縮小傾向。 ○業種別 <前年比プラスとなった主要業種> ・紳士服(+15.8%)…2ケタの増加4年ぶりに前年をクリア ・特殊飲食料品(+4.1%)…2014年以降は増加と減少を繰り返す ・その他小売り(+3.4%)…好調をキープして 2年連続のプラス <前年比マイナスとなった主要業種> ・旅行(-63.0%)…コロナ感染者拡大の影響 大幅減で2年連続の減少・百貨店(-59.4%)…7年連続して前年を下回った ・自動車(二輪含む)(-36.4%)…マイナス幅は拡大傾向 6年連続の減少 ・スーパー(-28.6%)…減少傾向が続く 5年連続の前年割れ ・不動産仲介(-22.7%)…9年連続で前年を下回った ・薬局・化粧品(-17.0%)…マイナス幅が拡大、2年連続して減少 ・塾・予備校(-6.8%)…下げ幅は縮小も 5年連続の前年割れ
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