2021年 関西地区における折込広告の出稿状況 ○年間:2021年関西地区の折込広告出稿枚数(一世帯平均)は3,609枚となり、前年と比べると1.3%(46枚)増加して11年ぶりに前年を上回った。 新型コロナワクチンの接種が進み、年後半は回復が進むと思われたが、年末に再びコロナ感染者が増加傾向となって失速した。 ○月別:1月と2月は、京都・大阪・兵庫で緊急事態宣言が発出されて前年を下回った。宣言が解除された3月は19ヵ月ぶりに増加となり、4月・5月は半減した前年の反動もあって大幅な増加となった。6月と7月もプラスをキープしたが、再び緊急事態宣言が発出された8月と9月は前年割れとなり、10月と11月で前年をクリアしたが、12月は前年を下回った。 ○地域ブロック別:「和歌山」「兵庫」「京滋」ブロックが前年を上回り、「大阪北部」「大阪南部」「奈良」は微減となった。また、枚数では11年連続して減少となった「大阪南部」が最多枚数となり、次いで8年連続してマイナスの「奈良」が続いた。 ○曜日別:枚数上位は土曜、金曜、火曜日の順。構成比は土曜日が1.4ポイント、火曜日は0.5ポイント、日曜日は0.2ポイント低下した。反対に木曜日が0.9ポイント、金曜日は0.8ポイント割合を高めた。 ○サイズ別:主流のB4は、4年ぶりに構成比を下げて全体の65.2%となった。B1とB2も割合を下げたが、B3とB5は構成比を高めた。 ○業種別 <前年比プラスとなった主要業種> ・金融・保険(+43.1%)…大幅な増加3年ぶりに前年をクリア ・宅配(+17.2%)…コロナ禍で出稿増 6年ぶりにプラス ・飲食料品(+15.2%)…昨年は24.3%減 一転して2ケタの増加 ・医療・介護(+10.4%)…2年ぶりのプラス ・スーパー(+0.6%)…大型スーパーの出稿が増加 3年ぶりのプラス <前年比マイナスとなった主要業種> ・不動産(-19.0%)…2割近いマイナス 低迷が続く・進学(-14.2%)…6年連続して前年を下回った マイナス幅は拡大 ・求人連合(-7.1%)…マイナス幅は縮小 ・家電・携帯機器(-2.1%)…携帯ショップは増加 家電量販は減少続く ・衣料洋品(-1.6%)…減少幅は縮小 3年連続のマイナス Ⅱ概況4
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