たねまき

「ちらしの可能性を広げたい」
私たちが種を撒き、企業様とともにたくさんの花(ちらし)を咲かせ、生活者に笑顔を届けます。
2020年12月02日
フュージョン

島忠ホームズ 装いを新たに

 いま新聞やテレビで話題のホームズ尼崎店が、開店20周年を目前に10月27日リニューアルオープンした。1階は生活日用品と資材を置くホームセンターの売場、2階は家具、3階と屋上は駐車場だ。

 今回の改装で、1階に食品スーパーのロピアが開店した。ロピアは寝屋川の関西1号店に続き、2店舗目だ。オープンして1ヵ月経つが、いまだに店外にまで長蛇の列が続き、入場制限をするほどの人気ぶりである。また、木材売場の隣にはセルフ・リノベーションコーナーを設けており、昨今のDIYブームに対応しているように思えた。
 そして2階の家具売場は、7月13日から約3カ月の改装を経て、満を持してのお目見えだ。2001年1月にオープンして以来、ここまで大規模な改装はなかったと記憶している。以前の売場を知ってる人が見たら、ここがホームズ?と思っただろう。フローリングはグレーのグラデーション、什器は木を基調としており、角はケガをしないように丸みを施すといった配慮もあり、照明と相まって温かみが増している。
 エスカレーター付近には、2階の1/4ほどの売場を占めるTSUTAYA BOOKSTOREとカフェがある。TSUTAYA BOOKSTOREは、梅田のルクアイーレにある蔦屋書店のような大人な街をイメージするシックな売場ではなく、ホームズの家具売場と同調する温かみがある売場だ。エスカレーター付近には尼崎を紹介する雑誌があり、漫画、ビジネス書を取り揃えている。書籍売場を越えると、キッズスペースとアウトドア売場がある。アウトドア売場には、関連する雑誌も置いてあり、ついで買いを狙った構成であった。そして、今回の改装で力を入れているように思えたのがカーテン売場だ。カラーバリエーションに富んで充実し、売場も広くなり、展示も見やすく、選びやすくなった。
 2階フロアの中央には、カリモクや飛騨産業の木材家具の売場がある。家具の商品自体は以前と変わらないと思ったが、立ち話で店員さんに聞いてみると、商品自体も入れ替えを行っているという事だった。どんな商品を扱っているのかは重要な事だが、レイアウト・什器が変わるとここまで購買意欲がかき立てられるのかと感じた。

 尼崎と聞くと、吉本興業のベテラン芸人を思い出す人や工業地帯と思う人もいるだろう。工業地域、商業地域も多く存在するが、その他は住宅地が大半を占めるので、人口密度は県下の自治体でトップである。人口は、かつて神戸市に次ぐ人数であったが、近年は神戸市、姫路市、西宮市、尼崎市と順位を落としている。しかし、JR尼崎駅周辺の工場跡地は、大規模都市開発でイメージが変わってきているように思える。大型商業施設の「あまがさきキューズモール(旧COCOE あまがさき緑遊新都心)」が開業し、大規模マンションの開発も盛んに行われ、駅周辺だけで生活必需品が揃うのである。JR尼崎駅からJR大阪駅まで一駅というアクセスの良さも魅力の一つだろう。

 競合店舗を見ると、ホームズ尼崎店の向かいにイオン尼崎店があるが、ここはカルフールとして2003年に開店した店舗で、イオンと言うよりカルフールと言った方が地元では通じるかもしれない。ニトリも入っているのでホームズにとっては、一番のライバルだろう。そして、その東隣にはコストコが立地している。さらに、3km北には「つかしん」の大型商業施設もある激戦地で、週末になると周辺の道路は渋滞で困りものである。ホームズの改装、ロピアのオープンで、周辺の店舗は戦々恐々としているだろう。

 最後に、家具業界と言えば関西では、ニトリ以外にも2008年にIKEAが大阪と神戸に上陸し、その後2017年に東京インテリアがIKEA両店の向かいに出店した。大型家具店が向かい合っているが、競合店であるとともに相乗効果もありそうだ。ニトリを筆頭とするインテリア業界は、1兆円を超える市場で堅調に推移しているので、今後も話題が尽きることはなさそうだ。

 

T・T

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