たねまきコラム

「ちらしの可能性を広げたい」
私たちが種を撒き、企業様とともにたくさんの花(ちらし)を咲かせ、生活者に笑顔を届けます。
2021年03月12日
コラム

関西注目スポット~新大阪~

 大阪の玄関口である新大阪エリアがいま熱い。ひな祭りの日にマルハチ新大阪店が開店した。大阪の人はあまり馴染みがないかもしれないが、神戸の人なら「あー、マルハチね」って言うだろう。ここで少しマルハチの紹介をしておこう。兵庫県に27店、大阪府内に8店構える食品スーパーで、ここ数年は大阪にもコンスタントに出店している。単純計算で1店舗当りの売上額は20億円。中期計画では50店舗、年商1,000億円を目指している企業で、24期連続成長中だ。

①家計に○

②地域に○

③鮮度が○

④品揃えが○

⑤おいしさが○

⑥表示が○

⑦キレイが○

⑧接客が○

がモットー。

 

 この度オープンした新大阪店は2019年5月までライフ新大阪店が営業しており、かつて本社機能もあったので場所の認知度は十分。この建物を取り壊し、1階に約1,500㎡の売場、そして屋上駐車場の店舗が完成した。売場面積はマルハチの標準店舗と言っていいだろう。オープン当日の19時台に来店してみたが、仕事帰りの時間帯もありレジ待ちをするほどの混雑ぶりで、店舗前は自転車で溢れかえっていた。オープンちらしは、これまでのものとは構成が異なり、商品が数点しか掲載されておらず、コロナ禍を意識したシンプル仕様だ。数多く語らないちらしなので、来店してみてのお楽しみという感じがした。

 

 新大阪エリアのスーパーを語る上で、セントラルスクエア西宮原店は忘れられない。こちらは2013年11月にオープンした店舗で、ライフコーポレーションが運営する新業態1号店で大阪本社も併設している。このエリアで衣食住をワンストップショッピングできるのはここだけである。いつ来店しても客が多く、1階のレジ15台精算レジ14台セルフ6台と、その多さから繁盛ぶりが伺える。ライフ新大阪店が営業していた当時も両店の客は多く、600mほどの距離にあってもうまくすみ分けができていたのだろう。

 他には、佐竹食品のFoods Market satake新大阪店が2020年8月に開店し、同じグループ会社が運営する業務スーパー新大阪三国店は18年この地で営業している繁盛店だ。系列会社であっても、商品の値段は違うのでハシゴする価値がある。

 東三国駅方面にはイオンフードスタイル東三国店がある。2016年11月にダイエーから店名が変わり、改装後は店内もおしゃれになりキッズスペースも誕生した。淀川区内には、グルメシティ新大阪店と南方店が40年以上営業している。近年は、新しいスーパーの台頭があるものの、流通の雄と呼ばれたダイエーは、イオンの完全子会社となった現在はイオンフードスタイルの看板で攻めている。新大阪エリアは、西にマックスバリュ淀川三国店、北にはマルナカ三国店と東西南北がイオングループに囲まれている地域と言える。

 

 新大阪はターミナル駅であるとともに、新幹線やJR在来線、大阪メトロ御堂筋線の駅もあるので、1日当たりの乗降客は約40万人規模である。古くからの民家に加え、高層マンションも数多く立地している住居エリアとしても人気が高い。これほど鉄道網が魅力的な場所であれば住みたくなるのも理解できる。周辺を歩いてみると、空き地や道路が整備されていない箇所もあり、「なにわ筋連絡線」や「新大阪連絡線」、淀川区役所跡地の再開発の計画もあるので、実現したらさらに魅力的な地域になることが予想される。

 運営側は競争が激化するので喜ばしい事ではないかもしれないが、それにより、より良いサービスが生まれることを期待する。2020年春の緊急事態宣言時は多くの量販店が休業する中、スーパー等の生活必需品を販売する企業、働いてる方には多大なリスクがあったにもかかわらず、営業を続けて頂いたことに対し、改めて感謝の意を表したい。非日常的な生活を強いられるさなか、スーパーでの買い物が日常を思い出せてくれた瞬間でもあった。

 

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