たねまきコラム

「ちらしの可能性を広げたい」
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2022年12月23日
コラム

イオンスタイル東淀川 お披露目

 「イオンスタイル東淀川」は、いい夫婦の日(11月22日)のグランドオープンに先駆けて11月16日から地域住民向けにお披露目していた。直営売場面積約8,813㎡と専門店10店からなる大型店舗で、駐車場は平面・3階・屋上計389台を完備している。

 

 プレオープン初日に来店した際に客の多さに驚いた。1階食品売場では、物価高騰の影響か、広告の品を目掛けて猪突猛進していた。

 入口付近の果物には、糖度が記載されたPOPが設置されており、消費者目線という印象。魚・肉・惣菜コーナーの調理場は壁面がガラス張りで作業過程が見えるため衛生面での安心感がある。惣菜は、デパ地下のような量り売りでも提供しており、フードロスにも配慮してなのか、顧客ニーズに細かく対応している。商品を陳列している棚は低く、開放感があるつくりは、近頃オープンする食品スーパーのトレンドなのかもしれない。

 

 1階の1/3ほど占める日用消耗品・化粧品・薬売場。イオンモールで見かける自転車専門店の「AEON BIKE」や世界の食品専門店の「カフェランテ」、日本・世界各国の酒を取り揃える「イオンリカー」もここにはある。一服できる「タリーズコーヒー」は、近くに喫茶店が少ないので憩いの場になりそうだ。

 

 2階のエスカレーター近くにある衣料品売場は、色ごとに綺麗に折り畳まれ、棚に高く積み上げられ、色を意識した見せる売り方だ。その一角には、高級ブランドの鞄や財布が販売してあり、他のイオンではあまり見かけない光景で驚いた。他にも寝具・収納ケース・家電などの住宅関連商品も取り揃えてあるのでワンストップショッピングができる。

 

 衣料品や家具専門店の台頭により、食品に特化するスーパーが多くなる一方で、服や生活用品も扱う昔のジャスコを彷彿させるような商品構成だ。そこには、近隣にあったGMSのイズミヤ上新庄店が2021年8月に閉店したことが影響していると考える。閉店する店舗がある一方で、フレンドマートかみしんプラザ店(2016年)、ライフ東淡路店(2015年)・ライフ西淡路店(2018年)、バロー淡路店(2019年)、サンディだいどう豊里店(2020年)と開店する店も多く、イオンの参入でさらに競争が激化しそうだ。新規出店も多い東淀川区はスーパーの激戦区だが、衣料品を直営で扱っている店があまり多くない。そこにイオンは商機を見出したのだろう。イオンモールほどの大型店舗ではないが、地域の声に応えるつくりとなっているのではないだろうか。

 

《注目ポイント》

 買物環境向上の取り組みとしては、レジ待ち解消アイテムのレジゴー端末が120台と、イオン他店を圧倒する台数であった。さらに、店内のAIカメラは接客を必要としている客をAIが検知し、従業員に知らせる機能があるそうだ。

 イオン以外には、眼鏡店、美容室、歯科医院、外食などの専門店が入る。「サイゼリア」の店頭には、人気のミラノ風ドリアの冷凍食品がショーケースで販売されており、思わず立ち止まってしまった。コロナで苦境の外食産業の中食への推進が増えているのだろうか。

 

《変化する東淀川区》

 区内には10もの駅があり、中でも阪急電車淡路駅・上新庄駅を中心に商業が盛んだ。2006年には、大阪メトロ井高野駅・瑞光四丁目駅・だいどう豊里駅、2019年にJR淡路駅と新駅ができるほど需要がある地域と言える。さらに30年以上前から構想のあった阪急淡路駅周辺の高架化工事も2031年度に完成予定である。淡路駅から西側エリアは迂回を余儀なくされていたが、あと約9年の辛抱だ。高架化が完成したら、利便性が増し、さらに人の動きが活性化しそうだ。

 

出典:イオンリーテルニュースリリース

 

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