たねまきコラム

「ちらしの可能性を広げたい」
私たちが種を撒き、企業様とともにたくさんの花(ちらし)を咲かせ、生活者に笑顔を届けます。
2018年12月21日
コラム

確かな答えなど どこにもありはしない 白い雲なんて大嫌いだぁ

 

 来年4月に入社予定の学生諸君に、内定通知後の懇親会の席で、

次のような問題を出してみました。

 

 

8ドルで仕入れた商品を9ドルで売りました。

次に9ドルで売った商品を10ドルで買戻し、11ドルで売りました。

さて、儲けはいくらでしょう?

 

 

結果、以下の5つの答えが大半を占めました。

 ① 3ドルの儲け

 ② ±0

 ③ 2ドルの儲け

 ④ 1ドルの儲け

 ⑤ 2ドルの損

 

 

 一見すると簡単そうに思える問題に、数種類の答えが返ってきたのです。

学校で提示される問題には、必ず明確な答えが用意されていますが、世の中に出ると、

何が正解なのかわからない問題に日々悩ませられます。むしろ、確かな答えなど存在しないという、

良い例かもしれません。

 

 

 実はこの問題、かつてBMWの入社試験で出題されたものだそうです。

同社では、①②と答えた人は、論理的、数学的に間違っており、主観的で細かい点を見落とすタイプであるため不採用。

③と答えた人は、論理的、数学的に正しいけれど、消費者、あるいは投資家に向いていると見なされ、結果不採用。

④と答えた人は、経営コストの概念があり、補欠採用。そして、優先的に採用されたのは、8ドルの商品を11ドルで売れば、

3ドルの儲だけれど、しかし実際には、取引を繰り返すことによって1ドルしか儲かっていないので、2ドルの損という考え方をした、

⑤と答えた人たちだったようです。

 

 

 物事を多角的に見て考えることも必要ですが、ひとりの考えには限界があります。多くの人の意見を持ち寄って検討することの大切さも、

忘れてはいけませんネ。そのためには、0ベース思考のできる素直さと、あきらめることを知らない忍耐が求められますが・・・。

 

 

W・M

 

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