2019年関西地区の折込広告出稿実態調査(年間版)を発行しました。
- 2020年04月03日
- お知らせ
①4人の死刑囚(ABCD)は、赤か白のどちらかの帽子をかぶらされています。
②帽子の数は赤2つ、白2つ。4人の死刑囚とも、このことを知っています。でも、自分がかぶっている帽子の色は知らされていません。
③赤の帽子をかぶっているのはAとC。白の帽子をかぶっているのはBとD。
④4人は後ろを振り向くことを許されていません。少しでも振り向いたら、すぐに処刑されてしまいます。
⑤Bは目の前にいるCの帽子の色を見ることができ、AはBとCの帽子の色を見ることができます。CとDとの間には壁があって、誰の帽子の色も見ることができません。
⑥誰かが自分のかぶっている帽子の色を言い当てることができたら、全員釈放されます。
⑦しゃべっていいのは、自分の帽子の色が分かった時だけ。もし自分の答えが間違いだったら、全員処刑されちゃいます。
時間を掛けずに、3分以内で答えてみてください。
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さぁ、いかがでした?答えられましたかぁ?時間が足りないと思われた方もいらっしゃるかもしれません。時間を掛けて、落ち着いて、じっくり考えればわかったのになんて・・・。
わたしたちの日常でも、あまり考える時間のない課題、難題に直面することはしばしばありますネ。そんなとき「時間を掛ければ掛けるほど、考えがよく
まとまり、ナイスなアイデアがひらめくんだがなぁ」なんて思いがちですが、実はそうでもないんだそうです。
将棋の棋士は何百手も先を読むといいます。一つの変化だけを読むなら、10手とか15手なのですが、それが次々と枝分かれするので、結果100手とか1000手とかになってしまうそうです。
チェスだって同じでしょう。チェスプレーヤーの頭の中は、わたしたち凡人には計り知れない、複雑極まりないことになっていると想像できます。
でも、最初の5秒でひらめいた次の一手と、30分間考え抜いて選び抜かれた次の一手は、その86%が同じものになるという統計があります。これは〝ファーストチェス理論〟と呼ばれるものですが、この理論によると「時間を掛ければ掛けるほど・・・」というのは思い込みで、結局同じ答えに行き着くのなら、早く行動に移した方がお得かもってことになりますネ。
インスピレーションや直感と言われるものは、その時たまたま天から降ってきたものでも、地から湧きだしてきたものでもなく、実はこれまでの自分の体験や経験をもとに、無意識に導き出された答えなのだとも考えられます。ひらめきが潜在意識の現れだとすると、むしろ試してみる価値があるといえるんじゃないでしょうか?
グダグダ考えず、とにかくやってみようッ!!
でも、ここで新たな障害が立ちはだかります。新しいことを始めるのは、脳にとってかなりのストレスになるらしいのです。人間の脳は、「やらなければ・・・」と思ってから5秒以上経過すると、やらなくてもいい理由や、やらない方がいいという根拠を勝手に探し始め、ついには見つけ出してしまうそうです。
思い立ったことをすぐさま行動に移すのは、思いのほかタイヘンなことなんですネ。
そこで、次に紹介するのが〝メル・ロビンスの5秒の法則〟です。
これは、脳がやらなくてもいい理由や、やらない方がいいという根拠を探し始める前に、行動に移す方法です。
どんなふうにするかというと、「これやらなきゃ」って思った瞬間、「5、4、3、2、1、GO!」というふうにカウントダウンするという、超お手軽な方法です。つまり、脳が自動的にブレーキをかけ始める前に、5秒以内に思いついたことを始めてしまうのです。
部屋の掃除をしようと思ったら、5秒以内に掃除道具を手に取る。読書しようと思ったら、5秒以内に本を開いて読み始める。要するに、やろうと決めたら、まずは最初の5秒の壁を乗り越えることを意識すればいいんです。
あしたから始めようとか、今度時間のある時にやろうとかいうのはダメ。
カウントダウンで〝思い立ったが吉日〟を実践してみましょう。
ところで、メル・ロビンズ(Mel Robbins)さんが何者かというと、元はニューヨーク州の弁護士だったそうです。起業を夢見た夫と共にボストンに引っ越したものの、彼女の転職も、夫の仕事も思うようにいかず、ついにはアルコールに逃げてしまいます。パニック障害のため20年もの間、抗不安薬を飲み続けていたそうですよ。
ところがあるとき、ロケットの発射シーンを見た彼女は、ある朝、5から4・3・2・1とカウントダウンして、エイヤッと飛び起きるということを思いつき、実行してみたそうです。それが功を奏し、そこからすべてが変わり始めました。行動することで自信が生まれ、人生が好転し始めます。そしていまでは、全米でトップクラスの講演者に。
メル・ロビンズさんにとってカウントダウンは、幼子に対する「痛いの、痛いの、飛んでけぇ~」と一緒で、気持ちの切り替わるおまじないみたいなものだったのかもしれませんネ。
さぁ、どうです?〝ファーストチェス理論〟や〝メル・ロビンスの5秒の法則〟からおわかりのように、何かを始める時の最初の 5秒って、短いけれどけっこうあなどれない時間だと思いません?
ちなみに、冒頭のクイズの答えはⒷでしたぁ。
W・M
関西地区における2019年上半期(1~6月)の折込広告出稿量(枚数)は前年同期比で3.4%のマイナス
となり、枚数では84.0枚減少した。
月別に見ると、’16年5月から今年の3月まで続いていた長いトンネルを4月には小売業の出稿が好調と
なり抜け出したが、5月・6月は再び前年割れとなり、依然として厳しい状況が続いている。
すべてのブロックが前年を下回った。上半期では5期連続で枚数が最多の「奈良」が今期は7.2%減とな
り、枚数トップから転落。変わって下げ幅が最小の「神戸・阪神」が最多枚数となった。
「大阪北部」「大阪南部」「神戸・阪神」は7期連続、「奈良」は6期連続、「京滋」は3期連続の前年
割れとなった。
家電は2年連続で増加
外食・ホームセンターは、3年ぶりのプラス
家電 +6.4% 外食 +5.0%
ホームセンター +0.2% 求人企画 +0.2%
不動産仲介が2割近いマイナス
最多枚数のスーパーは3年連続の減少
一般金融・保険 -25.5% 不動産仲介 -19.6%
旅行 -19.0% 時計・眼鏡・貴金属 -15.7%
理美容 -14.9% 新車販売 -14.5% 戸建て 13.2%
塾・予備校 -13.0% 遊戯・娯楽 -9.6%
文化・カルチャー 7.0% 特殊飲食料品 -3.4%
スーパー -3.1% 百貨店 -2.9%
薬局・化粧品 -2.9%
業種別を見ると、4業種がプラス。2ケタ増の業種はなかった。
伸び率トップの「家電」は6.4%の増加となり、2年連続で前年を上回った。次いで、「外食」は1月から5月ま
でプラスをキープして5.0%の増加となり、3年ぶりに前年をクリアした。「ホームセンター(+0.2%)」は3年ぶ
りの増加、「求人企画(+0.2%)」は4年ぶりの増加となった。また、統一地方選挙が4月に行われた事で関連する
折込広告の出稿が増えたこともプラス要因となった「その他」が26.5%増加した。
前年同期比で20業種がマイナスとなり、11業種が2ケタの減少。
下げ幅が最大の「一般金融・保険(-25.5%)」とともに、2ケタ増加した前年から一転して大幅な減少になったの
は「旅行(-19.0%)」「時計・眼鏡・貴金属(-15.7%)」の3業種。
長期低迷の続く不動産は「不動産仲介(-19.6%)」が2割近い減少となって8年連続の前年割れとなり、
「戸建て(-13.2%)」「マンション(-9.2%)」は11年連続のマイナスとなった。
‘19年上半期は新車の販売台数が微増した「新車販売」は、販売の増加が折込広告の出稿に繋がらず14.5%の減少と
なり、5年連続で前年を下回った。’17年と‘18年は2ケタの減少であった「遊戯・娯楽(-9.6%)」と「百貨店(-2.9%)」
の下げ幅は縮小したが、7年連続のマイナスとなった。
教育関連では「塾・予備校(-13.0%)」が2ケタの減少となり、「文化・カルチャー(-7.0%)」は3年連続のマイナス
となった。また、折込広告全体の2割を占める「スーパー(-3.1%)」はマイナス基調から抜け出せず3年連続の減少となった。
健康食品通販の出稿が3年連続で減少した「特殊飲食料品」は3.4%減となり、ドラッグストアと化粧品通販の出稿が減少し
た「薬局・化粧品」は2.9%減となった。
読宣の月次出稿調査同様、大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良の各府県39地区78地点に設置したモニター宅に、2019年の1月
から6月までの6ヵ月間に折り込まれたチラシを回収し、集計。
実は私、勉強嫌いの割に小学四年の頃から近眼で毎年視力は落ちる一方。中学生の頃までは眼科医の診察を受けてから眼鏡を購入していたけれど、
あまりにも眼鏡を買い替える必要がある事から、そのうち街の量販店で購入するようになった。ま、量販店の方が安くて仕上がりが早いと言うメリッ
トもあったし。
そんな「メガネ男子」の私だが、今までは「遠くが見えづらいので眼鏡を買い替え」ていた。しかし今回、「勤務中にパソコンの文字や資料など、
手元が見えづらい為」眼鏡を買い替える必要が発生した。それほど『老眼』が進行していたのだった。いやー、歳は取りたくないものだ(笑)。
同い歳の上司に、眼科医で眼鏡の処方を受けてから買いに行くので明日半休を取りたいと話をした。幸い上司も『老眼』について理解してくれて、
翌日最寄駅近くの眼科医を受診することになった。
その時は眼科医の処方箋さえ貰えば、眼鏡は量販店で購入しても良いと思っていた。しかし、その日の朝刊の折込広告に、最寄駅ビル内の眼鏡専門店
の広告が入っていた。広告によれば、遠近両用のレンズは主にカバーする距離に違いがあって、車の運転など「主に遠くを見る」から、パソコンや事
務作業など「主に手元を見る」までの4区分に分かれるとの事だった。そして、価格はどれを選んでも税込29,000円より、となっていた。これだけ分
かりやすく説明してあって、かつ料金が29,000円なら行く価値があると思い、朝イチで眼科、その足で眼鏡店を回ることにした。ただその時、私は
「遠近両用レンズの価格29,000円」を「遠近両用の眼鏡一式の価格29,000円」と読み間違えていたが(笑)。
眼科は眼鏡の処方箋代も含めて2,000円余り。こちらは1時間程度で終了し、その足で駅ビルの眼鏡店に行ってみると、折込広告の効果であると思
われる多くのお客さんが店員と商談中だった。スーパーマーケットのレジで並ぶのは毎週末の恒例行事だけれど、眼鏡店のクリアランスセールでお客
さんが多すぎて待つことは人生で初めての経験だ。
自分が呼ばれ、店員さんと一緒にフレームを選び、処方箋に従って選ばれたレンズを試し、近視用レンズと遠視用レンズの境目の距離を微調整しても
らい、レンズの度数が決まったところで見積もってもらうと、セールの値引きがあっても80,000円弱(驚)。さすがに予算オーバーのため、もっと安い
フレームとレンズを選び直して、結果的に60,000円弱の支払いとなった。眼鏡としては自分史上最も高い買い物となったが、商品そのものに対する満足
度はかなり高く、もはや「29,000円」であることに拘っていない自分がいた。
今回の老眼鏡を通して、「その商品の必要性」や「販売員さんの態度やお店の雰囲気」なども含めて『顧客満足度』は決まるのではないか、が見えたよ
うに思う。そしてそれ以上に「眼鏡のセールや店舗を告知するのに、折込広告が最強の媒体だったこと!」を改めて認識したのだった。
Francis
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